児童文学

母との不仲。児童書編。*カーネーション

*#カーネーション

「そうしたら母は笑ってくれる。
あたしを好きになってくれるかもしれない。」

中学一年生の日和。
母の愛を信じたい
でも母の愛を感じられない。

娘・日和を愛することのできない
母・愛子。

悲しく辛いお話だけど
希望はある。

そう思わせてくれる児童書って
やっぱりいい。

子どもが悲しいだけの話はイヤだ。
そういうのは現実で充分…

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娘・日和を愛することのできない母。
下の娘のどんな姿も愛おしいのに。
上の娘は愛することのできない。

母の葛藤。
娘の葛藤。

コントロールすることのできない気持ちに

最初に答えを出したのは娘の方。

子どもに言わせるなんて切ない。
でも子どもから言ってもいい。
親の言いなりでなくたっていい。

私も母となった今、
母・愛子の気持ちになったらと
考えるだけでぞっとする。

理屈でないのがさらに怖い。

くもん出版 > くもんの児童文学
『カーネーション』
カーネーション (くもんの児童文学)
作:いとうみく
画:酒井駒子
装丁・本文デザイン:城所潤
2017.05.15
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