児童文学

キャンセルしたのは未来?親?子ども?*キャンセル未来図

キャンセル未来図 (新・わくわく読み物コレクション8)
年末のお話だったなー。

と久しぶりに読んでみた。

つらい。

寒さが身にしみるこの時期に
心まで寒くなってしまう。

親にキャンセルされた子どもたち。

あたたかい大人もでてきたけど
親が冷たすぎる。

子どもが5日間いなくても
捜索願も出されないなんて。

でも
子どもたちももう
親をキャンセルしてる。。。

どうか三枝兄弟が
引き離れていませんように。

純平がまたお兄ちゃんと
呼ばれる日がきますように。

子どもたちが
南の島のあたたかい人たちの
笑顔にまた会えます様に。
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大阪から東京へ出てきた
女芸人・西川花子。

そしてその隠し子
純平(小学6年生)

天辺(てっぺん)とったる!を
くちぐせに

息子を雑居ビルの中のマンションにほっとき
テレビ・ラジオ・舞台・地方の営業と
駆けずり回る。
女芸人で母の・西川花子。

一方,年末年始は
塾の合宿で過ごす予定だった純平。

大晦日,合宿へ向かいますが
ふと電車を途中下車してしまい,

年末年始を一人で過ごすことに。

なるはずだったが。。。

部屋に子どもの侵入者が!!

コテツ:13歳(中一)
おキョウ:6歳(こんど小1)
(無断居候生活者)

思わぬも思わぬ侵入者に
一人ぼっちだった純平は大喜び。

キャンセルされた子どもたち3人で
南の島の洞窟で暮らすために

沖縄県の石垣島のその先の
波照間島へ向けて出発します。

どんな未来がまっているのか。


読み進めていくと
三枝兄弟の名前の表記が
カタカナということにも
すごく寂しさを感じます。

コテツ・おキョウ

漢字もあるのに
お話の中では
ほとんどカタカナです。

親からの名前がいらないのか。
親がいらないからなのか。

子どもたちに
すばらしい未来がありますように。

岩崎書店 > 新・わくわく読み物コレクション 8 >
キャンセル未来図 (新・わくわく読み物コレクション8)
キャンセル未来図 (新・わくわく読み物コレクション8)
作:あかねるつ
絵:亀井洋子
編集:津久井惠 板谷ひさ子
2007.11.30

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