児童文学

自分の殻でがんばる強さと弱さ*ハッピーノート

あらすじと感想

不安定で
自信のない
子どもたちが
たくさんいるお話でした。

自分の殻で
自分を一生懸命
守っている。

その殻のもろさ
みんなの不安定さに
ずっとハラハラしていました。

学校では自分を押し殺し

塾では一人で平気な振りをして

塾の後は
こっそり男の子と勉強する。

自分に興味のないであろう
両親にも本音は言えない。

自分を守る簡単なうそなら
スラスラでてくる女の子。

塾では仲間にいれてくれない男の子。

なのに
塾の後は
一緒に仲良く勉強してくれる
本心がわからない男の子。

塾に途中から入ってきた
成績優秀・自由奔放でおしゃれな
塾の先生と親しげな
謎の女の子。

学校のおせっかいな友だち。

本音を言い合えない
グループの息ぐるしさ。

みんなみんな不器用
みんなみんな危うくて
少しの刺激で
簡単に崩れてしまいそうな関係。



崩れてしまった後

どう乗り越え
どう向き合うか。

自分を守るうそが
自分を守る態度が
邪魔になっていることもある。

心をまっさらにして
ぜんぶ0にしてまわりをみれば
見えなかったことがみえてくる。

それを
素直に受け取れるところが
子どもの強さだと。

大人の学ぶべきところだと思った。

福音館書店 > 福音館創作童話シリーズ >
『ハッピーノート』
ハッピーノート (福音館創作童話シリーズ)
作:草野たき
画:エヴァーソンともこ

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