児童文学

過去に出会う*哲夫の春休み

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あらすじと感想

小学校を卒業して
中学校に入学する前の
フワフワした期間。

その期間に体験した

父の故郷・長岡に
向かい滞在し
出会う不思議な出来事。

過去がふわっと何度もやってきて
ふわっと現在に戻ってくる。

初めはとまどいながらも
次第に自分の心と
深く向き合っていく哲夫。

読みはじめは
過去と現在の
細かい描写などのペースに
ついていくのがやっとでした。

それでも読み進めたいと思ったのは
哲夫の変化を
過去の秘密を知りたい。

と思ったから。

魔法が終わる前の
ひいおばあちゃんの最後の言葉。

心の中に仕舞い込まれたもの。
若いよしおの心が目覚めるとき。

これらの意味を
しっかり聞けて
この物語を読んでよかったと
強く感じました。

長岡であった
不思議なさまざまな出来事が
ストンと胸に落ちてきた。

ひいおばあちゃんの最後の言葉を
多感な世代の子どもたちに
ぜひ読んで欲しい。

イライラも無気力もなくなるから。

岩波書店
『哲夫の春休み』
哲夫の春休み
作:斎藤惇夫
画:金井田英津子

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