児童文学

守る強さ,嘘をついた責任* シャイローがきた夏

あらすじと感想

少年<マーティ>が
子犬<シャイロー>を
守りたいと思う気持ちに
胸がしめつけられっぱなしでした。

飼い主<ジャド>に
猟犬として飼われ
ひどい扱いをうけている子犬。

マーティは散歩していた川ぞいで
シャイローに出会った日から

シャイローを守るために
厳しい現実と必死に向き合い

考え
悩み
行動

します。

今の日本の生活とは異なる
(銃のある生活や
キリスト教が根付く文化
地域をとりまく厳しい雇用状況など)
重苦しい現実が
お話のあちらこちらに
まとわりついていて

最後の最後まで,
マーティとシャイローが
どうなるのかわからず
苦しかったです。

救いを求めるように読み進めました。

嘘をつくということの
重さと責任。

そんなことが読後も
ずっと心に残りました。



岡本順さんの
表紙絵も挿画も
すごくいい!

マーティの顔が
正面からは見えず
顔へ意識がいかないので

お話の中に
どっぷりのめり込むことができました。

原作ではシリーズで4作あるみたいです。

Shiloh Season (The Shiloh Quartet)

読んでみたい。



あすなろ書房 >
『シャイローがきた夏』
シャイローがきた夏
作:フィリス・レイノルズ・ネイラー
画:岡本順
訳:さくまゆみこ
装丁:城所潤



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