小説

【レビュー】ドロドロした暑さから爽やかな暑さに*夏物語

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文藝春秋
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まず言いたいことは。

前半の〈毒〉
どこいった???

〈毒〉とは
貧乏で
生活が困窮しまくってて
いい年して生活能力なくて
明日もどうなるかわからない
その日暮らしで。

暑くて汚くて
切なくて苦しくて
目をそむけたくなるような
毒。

それ
どこいったの??

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あらすじと感想

パートナーのいない精子提供で
妊娠しようとしている
夏子。

パートナーのいない人工授精(AID)を
調べていく中で
知り合った

パートナーのいない精子提供で生まれた
逢沢潤

出会い

自分がなぜ
こんなにも子どもを望んでいるのか
本当に望んでいるのか
かんがえてかんがえます。

なぜなら
金銭面や父親に
恵まれた生活ではなかった夏子。

でも
その中でも
幸せな瞬間はあった。
生きている意味はあった。

でもそれは
自分が望んだことなのか。

その苦しかった生活が
前半部分で
ドロドロと描写されていたのに。

後半の
ふっきれたことよ。

爽やかすぎて
違う小説を読んでいるのかと
思いました。

前半と後半のギャップに
頭がついていくの大変でした。

文藝春秋 >
夏物語
夏物語
著:川上未映子
装画:村瀬恭子
装幀:大久保明子
2019.07.10

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