児童文学

大きくうけとめてくれる場所*よるの美容院

今日の1冊*Instagram~

その言葉がまるで神つぶてのように
まゆ子に当たってはねかえり、
ポトリと床の上に落ちた。
つぎの瞬間、舌の先まで出かかっていた言葉が、
べたりとのどにはりついた。

6年女子声が出ない。

彼女が静養に身を置いた先は
母の遠縁のおばさんの家
ひるま美容院。

家族ではない場所。
ホームではない場所。

だからこそ
自分を見つめることができるのかな。

このお話でも

少しづつ積もったモヤモヤをほぐすもの*声の出ないぼくとマリさんの一週間 五年男子 声が出ない。 声を出すのがつらくなったから。 だまっているのが すごく楽だったから。 . . ....

家族と離れて暮らすことで
取り戻せたものがありました。

少女の静かな再生の物語かと
思っていたら

意外と恋愛色も出てきた︎!

しかも
三角関係?!

甘酸っぱい初恋まで
味わえました。
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あらすじ

中学受験仲間の交通事故を目撃し
次第に声が出せなくなっていく,まゆ子。
家ではしゃべれていたのに
授業参観で<わけありの子>
とみられていることに気づいてしまうまゆ子。
身の置き場がなくなったまゆ子は
ひるま美容院へ。
そこでまゆ子が
出会う人たちとは…

よるの美容院
よるの美容院
作:市川朔久子
装画:浜野史
装丁:坂川栄治+永井亜矢子(坂川事務所)
2012.5.22
第52回 講談社児童文学新人賞

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