児童文学

転校生・在校生*ユウキ

派手さはないけれど
とてもひかれる
表紙です。

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転校生の名前は、いつも「ユウキ」だ。
偶然が三度も続けば、だれだって考える。
もしかしたら、今度も・・・と。

入ってくる
受け入れる
去っていく
見送る

このお話は
転校しない側
から
書かれています。

小学生の世界も大変です。

大人になった
今,思えば

学校>学年>教室>グループ

狭いコミュニティーの中で
よく生活できてたな。

そして
世界がそこにしかない
ようにも思っていたので

それ以外の世界が
果てしなく遠いもの

感じてました。

だからこそ
転校は大事(おおごと)。

転校生にも
在校生にも
読んでもらいたい。

ありのまま
そのまま
自分らしく

なんて
難しいけど
ここを
がんばれれば
きっと学校生活楽しいよ。

と伝えたい。

たくさんの本の中で
埋もれさせたくないお話です。

(ほら、
表紙が地味だし・・・)

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あらすじと感想

転出入の多い小学校に通う
主人公・ケイタ。

入学して以来
ケイタの前に現われる
「ユウキ」という
名前の転校生。

「祐基」
「悠樹」
「勇毅」

それぞれの
「ユウキ」に
それぞれの
忘れられない思い出があります。

しかし
みんな
転校して
ケイタの前を
去っていく。

そして
6年生になった
ケイタの前に
現われた転校生は
またまたまた
「ユウキ」!!

その「ユウキ」は
はじめての

・・・オンナ

がっかりするケイタ。

女の「優希」(ユウキ)

関わりのないと思っていた
女の「ユウキ」が

転校で去っていった
今までの「ユウキ」との
大事な思い出や
友だちとしての大切なこと
考えさせてくれます。

友だちを見送る側にいた
ケイタが感じる
友だちとは。

福音館書店 > z福音館創作童話シリーズ >
『ユウキ』
ユウキ (福音館創作童話シリーズ)
作:伊藤遊
絵:上出慎也
3003.6.25