あらすじと感想
テーマや設定が
これからの児童書
という感じがします。
それは
◯下手に友情を盛り上げない
◯友だちとの距離感が近すぎない
◯LGBTがお話の中に盛り込まれています。
少し前の児童書なら
特別に扱われていたり
お話の主軸になっていたりする
テーマに思います。
しかし戸森さんのお話では
それを前面に感じない。
それはきっと
現代の子どもたちの
多様性を描いているから
そして
取り巻く周りが世間の風が
少しずつ変わってきたからかな。
大人の私は読みやすく
好きな物語ではあったけれど、
子どもには気を付けたい
ワードがいくつも含まれていたので、
(離婚・不倫・親の恋人・親の死・ステップファミリー など)
子どもに勧めるには
気をつけなければならない
内容であることは
忘れないようにしたい。
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戸森しるこさんの本を
初めて読んだのは
第56回講談社児童文学新人賞 受賞作品 の
ぼくたちのリアル
(おもしろかった!)
その時に
今の子どもたちの姿
新しい児童書への変化を
強く感じました。
そして
十一月マーブルでは
さらにその衝撃は強く
これも児童書かと思うような
その内容のの濃さ、重さ、強さに
少し驚きました。
講談社 >
『十一月のマーブル』
著:戸森しるこ
絵:宮尾和孝
装丁:城所潤(JUN KIDOKORO DESIGN)
2016.11.14
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