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山田菜の子先生を
知っている子もいれば
知らない子も
ということは・・・
私は
知らなかった方の子ども
だったということ。
だから
このお話しはフィクションではない！
ということも・・・？
私がしらないだけで
今でも
どこかの小学校に
菜の子先生は
いるのかもしれない。
『学校じゅうのどこにもいないけど、
学校のどこかにいるという。
だれでも会うことはできないけど、
運がよければ会えることがあるという。』
なんて 不思議で
素晴らしい
お楽しみなんだろう。
学校には
こんな素敵な不思議が
すごくにあう。
明日は
月曜日の朝。
菜の子先生が現れる
シチュエーションにはぴったり。
1週間の始まりが
待ち遠しくなる。
あらすじと感想
『学校じゅうのどこにもいないけど、
学校のどこかにいるという。
だれでも会うことはできないけど、
運がよければ会えることがあるという。』
だから
色んな小学校がでてきます。
南小学校では・・・
山崎研人くん（四年生）が
春休みに
転校してきたばかりの
小学校の校庭で
桜台小学校では・・・
竹村茜さん（六年生）が
飼育委員の当番中
お昼休みの
ウサギの飼育小屋で
堀川小学校では・・・
大野喬くん（五年生）が
宿題を忘れて
取りに戻った
18時を過ぎた学校で
森ヶ丘小学校では・・・
三橋智子さん（三年生）が
大嫌いな水泳記録会の日に
屋上のプールで
中山小学校では・・・
三年三組のみんなが
担任の先生がお休みの日に
理科室の実験の授業で
みんな
それぞれに
菜の子先生と
不思議な時間を過ごします。
それは大人になったら
忘れてしまうような
子どもにしか
味わえない素敵な体験。
菜の子先生を信じてる
それだけで
学校が少し楽しくなる。
学校にいく
楽しみをみつけられる。
そんなお話です。
福音館書店 > 福音館創作童話シリーズ > 学校ふしぎ案内 1 >
『菜の子先生がやってきた! 』
作：富安陽子
絵：ＹＵＪＩ
2003.05.31
