第65回(2019年度)
青少年読書感想文全国コンクール課題図書
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太古の森をゆっくりと育て、
いまでは、すべての住民が使う電気を
水力発電だけでつくりだしている。」
プロローグの一言に
屋久島への興味が
一気に高まりました。
鹿児島に住んでいながら
まったく知りませんでした
屋久島のこと。
大岩杉 (=縄文杉) が発見されてからの
半世紀の間に起こったこと。
世界遺産になるまで
世界遺産になってから
そしてこれからのこと。
数千年の命を育んできた
太古の森。
その深さも
悲しみも
鹿児島に住んでいて
まったく知りませんでした。
著者は今の屋久島の問題を
こう表現していました。
本の最後にある写真は
原生林伐採の
反対運動をしていた
「屋久島を守る会」の
代表の方たちが
航空機の中から
屋久島を上空から
みつめている姿です。
原生林を守れた。
という誇りだけではない
寂しさがあるような表情に
グッときて
最後の最後で涙しました。
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往復10時間の登山を強行し
縄文杉をみて帰る
だけじゃない
著者:武田剛さんの提案する
屋久島を味わう観光モデル。
ぜひ実現してほしい!!
屋久島について知りたい!
鹿児島を知りたい!
観光業に興味がある!
フレーベル館 > フレーベル館ノンフィクション 1
もうひとつの屋久島から―世界遺産の森が伝えたいこと
著:武田剛
装丁:阿部美樹子
2018.03
192p
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