絵本

大切な思い出*てんごくのおとうちゃん

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講談社
¥1,650
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誰の立場で読んでも

どんな気持ちで読んでも

それぞれの心に
胸をひびきます。

本を開いて
見返しをめくると

左の真っ白なページに
題名

右のページに
おとうちゃんとぼくの写真風の絵

そこに

はいけい、てんごくの おとうちゃん、
げんきに してますか。

ぼくからおとうちゃんへの
語りかけ
手紙調のお話が
はじまります。

この見開きの始まり
手紙調の語りかけ

一気にお話の中に
つれていかれます。

後半は
映画のような
心の風景をのぞいているような
映像としてお話が
心にうったえてきます

長谷川義史さんの
絵の雰囲気が
その気持ちを
さらに高めます。

胸をうたれました。

苦しくなるくらい。
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あらすじと感想

てんごくにいった
おとうちゃんへ

小学4年生になったぼくが
おとうちゃんとの思い出を
大切に振り返り

今の気持ちを
おとうちゃんに語りかける
お手紙調のお話です。

1ページ1ページの言葉は
多くないのですが

実際の言葉以上に
語りかけてくるものがあります。

文字にしなくても
長谷川義史さんの絵で

文字になっていないものも
言葉として伝わってきます。

キャッチボールしたこと
ウクレレをかってきてくれたこと
おこられたこと
ひきうきショーにいったこと
おとうちゃんとの
たくさん思い出をふりかえり

いまはおもっています。

という,ぼくの語りかけ

<お父さんの亡くなったあの頃>には,
分からなかったけど,

<今は>という,
ぼくの気持ちが
胸にせまります。

そして
おとうちゃんが
なくなった日からのことを

今のぼくのことを
おとうちゃんに
ゆっくりと 語りかけます。

最後の一文に
また涙しました。

ぜひ
よんでみてください。

講談社 > 講談社の創作絵本 >
『てんごくの おとうちゃん』
てんごくの おとうちゃん (講談社の創作絵本)
作:長谷川義史
絵:長谷川義史
2008.11.25