黒と白 が
印象的な絵本です。
(2024/11/25 17:44:19時点 Amazon調べ-詳細)
黒と白がベース
そこに
そのときどきの
さし色が入ります。
なんて
静かな絵本でしょう。
黒と白で
静さが強調されていて
マーガレットの気持ち
や
場面場面での風景などで
優しい色が入ってきます。
その色が
言葉と一緒に
このお話を
つくっているように感じます。
要するに
本の雰囲気が
すごくいい!
フォントの感じ
表紙の手触り
線の細さ
余白の使い方
すごくいい。
心がゆったりする
静かなクリスマス絵本です。
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あらすじと感想
サンタクロースになりたいと願う女の子:マーガレット
クリスマス前夜
そんな彼女の前に
くるみわりにんぎょうが現れます。
「マーガレットじょう!むかえにきたでごす!」 って。
8とうのトナカイにかわり
彼女のおともをするのは
8わのとり
くちばしが きいろい レモネード
くちばしが あかい ローズ
くちばしが むらさき グレープジュース
くちばしが うすちゃいろ クッキー
くちばしが あおい プール
くちばしが くろい ムーア
くちばしが みどり パセリ
くちばしが ピンク キャンディ
マーガレットは小さいけど
素晴らしいサンタクロースです。
年末ばたばたしている
大人にはすることのできない
クリスマスの贈り物を
優しく届けます。
きっと
どんなに願っても
もう大人になってしまった者にはできない。
だからかな
なんだかこのお話しは
切なさを感じました。
言葉だけではなく
絵からも。
こんなにも
優しくて
ささやかなようで
大きな贈り物。
表紙の黒さは
本の中に
描かれている
白さを
繊細な色みを
愛らしい物語を
大切に厳重に
守っているよう。
そのくらい
線の細い画が
繊細な言葉が
この本の中にはあります。
きっと 女の子だった人ならだれでも
マーガレットのこの繊細で
優しい美しいお話が
愛しく感じます。
あかね書房 >
『マーガレットとクリスマスのおくりもの』
文 : 植田真
絵 : 植田真
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