児童文学

道を見つめよう*歩きだす夏

自分の道はこれだろうかと
ちょっと立ち止まって考えたいときに。

この本を。

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私は
読みながらも
読み終えたときも
あとがきまで読んでも
私の道は この道だ。
しっかり歩けてる

って しみじみ思いました。

今現在
小学校の図書館で
働けていることは

優柔不断な私が
主人公・加奈子(小6)と同じ年の時に
今の道を歩きだそうと
決断したから。

小学生の時は
自分の思うこともうまく言えず
泣いてばかりで
何にしても自信がなかった

私が
小さな図書室で働きたい
と願い
その道を進んでこれたことは
思いを口にすることが
苦手だった少女に起きた
小さな奇跡です。

もちろん
周りの方のたくさんの応援と
努力あってのことですが。

大人でも子どもでも
現在の自分に
未来の自分に
不安がある人に。

そして
現在
自分の道をぐんぐん歩いている人も
自分の道の原点を思い返したり
迷子になっていないか不安になったら

この本をおすすめしたい。

心の底の底の
もやもやした部分が
夏の空のように

スカッ
晴れて見えてくるようです。

見てください
この少女のスカッとした顔を
歩きだす夏 (学研の新・創作シリーズ)
決断を信じた人の顔は
カッコイイ。

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あらすじと感想

両親の離婚
北海道で
研究をしにいった父

東京に残って
陶芸家になった母

そして
宙ぶらりんな
小学校6年生の私(加奈子)。

夏に父のいる北海道へ
遊びに行く。

そこで待ち受けていたのは
英語の先生をしている
父の再婚相手

やりたいこと
したいことをしている
大人たちに囲まれる
宙ぶらりんな小学校6年生の私(加奈子)。

宙ぶらりんな
自分に対してのもやもや

母の陶芸が
あまり理解できない もやもや

父の再婚に対する
もやもや

そんな加奈子が
歩きはじめる夏とは・・・・・

児童書にしては珍しく??
大人たちがいきいき
書かれていました。

大人たちが自分勝手と
とる取り方もあるだろうけど

私には とても好ましく
感じられました。

夢を追ってる姿を見て
学ぶ。
考える。
気づく。

自分の身近なものに目を向ける。
足元を見る。

意外と気づかないですよね。

単純なことなのに。

児童書だから(?)
余計な回り道しないで
難しすぎる言葉もなく

書かれているから
心によく届く

さらに
大人が読んだら
すっと心に入って
自分を見つめながら
考えながら読める
いい1冊。

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歩きだす夏 (学研の新・創作シリーズ)
歩きだす夏 (学研の新・創作シリーズ)
作:今井恭子
絵:岡本順

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